歯列矯正中でも気楽に食べられるメニューをご紹介!
近年では歯科技術が発達して、歯列矯正だけでもさまざまな方法が選べるようになりました。
しかし、本来の歯並びから理想の歯並びへと歯の生え方を矯正して「定着」させるためにはどうしても時間がかかるものです。
矯正器具を装着している期間は1日2日という単位ではありません。
年単位の計画を必要とする医療行為ですから、その間に食事する機会は100回や200回では収まらないでしょう。
「食べる」という行為は人間にとって非常に重要で、心と体の健康を維持するためにも品質にはこだわる必要があります。
また、食事内容ももちろんですが、食事に楽しみを見出すことでストレスを解消したり、明日への活力を育んだりするのです。
歯列矯正器具によって食事にストレスが伴うようになれば、そういったプラスの側面がそぎ落とされてしまうかもしれません。
そこで、バランスや咀嚼の容易さから考案した「歯列矯正中におすすめのメニュー」をご紹介します。
歯列矯正中におすすめのメニューとは
■ おかゆ
おかゆは歯列矯正中最大の味方となるメニューです。
トッピングやお米の柔らかさなどでのど越しを変えられますし、味付けも無数に選べます。
ただし、お米ばかりでは栄養が偏りますので、卵やツナ、魚のほぐし身や野菜などを一緒に取り入れるようにしましょう。
■ グラタン
熱量の確保におすすめなのが「グラタン」です。
歯列矯正中はほんのすこしの歯ごたえでも痛みが生じるかもしれませんが、具材を全て柔らかく加熱したグラタンならば、ほとんど咀嚼の必要がありません。
濃厚な味わいを堪能すれば、食べたいものを食べられないストレスもかなり軽減されるはず。
じゃがいも、チーズ、それに根菜類をたくさん摂れるメニューです。
おかゆを併せてドリアにしても楽しめますよ。
■ スープ
ミネラルをおおく摂りたいならばスープがおすすめです。
煮込んでも栄養分がなるべく壊れない食材を選んでください。
じゃがいも、カボチャ、冬瓜、それにタンパク質を加えるのであればひき肉をほぐして一緒に煮込むといいでしょう。
ミネストローネ、じゃがいものポタージュスープなどならば主食も兼ねられるので便利ですよ。
■ 豆腐
手を加える時間がない時には豆腐を活用してみませんか?
そのまま食べてもいいですし、玉子豆腐やゴマ豆腐などで食味も変えられます。
例えばゴマ豆腐に黒蜜を掛ければデザートとしてもおすすめの逸品になりますよ。
具材を柔らかく加工するにはどうしても手間がかかりますから、時間がないという方もいらっしゃるかもしれません。
おすすめのメニューは他にも「ポテトサラダ」「卵料理」「煮物」「水餃子」「スムージー」などと豊富にあるものの、基本はひと手間かかってしまうと思っていいでしょう。
その点、特に豆腐などは素材そのままで食べられます。
歯列矯正中でも食事を楽しむには、レシピの幅広い知識だけではなく、時間との付き合い方に関する工夫も重要なのかも知れませんね。
ご自分ならばどんなメニューを食べたいのか、どんな素材を取り入れたいのか、普段から考えておくことをおすすめします。