日本人の歯並びの特徴と、歯並びへの意識
欧米諸国の人たちと比べると日本人は歯並びが悪いといわれています。
日本人と諸外国の人とでは、「歯並び」に対する意識にはどれくらいの差があるのでしょうか。
そこで、日本人の歯並びの特徴と、「歯並び」に対する意識についてみていきます。
Contents
日本人の特徴
外国人から見ると、日本人の歯並びは悪いとされています。
そのルーツは日本人の祖である縄文人と弥生人です。
■縄文人
・東南アジアから沖縄を経由して日本に来た民族です。
・彫りの深い顔立ちで、歯が小さいという特徴を持っています。(歯並びはよかったとされます)
■弥生人
・朝鮮半島から九州を通貨して日本に来た民族です。
・平坦で唇やまぶたが薄く、彫りの浅い顔立ちで歯が大きいという特徴を持っています。
弥生人が日本全土に移動するにともない、縄文人との交配が進みました。そして2つが混血することで日本民族が誕生したのです。
混血には2つのパターンがあります。
1 大きな歯を持つ弥生人の遺伝子+狭い顎を持つ縄文人の遺伝子
→八重歯や歯並びがでこぼこの状態
2 広い顎を持つ弥生人の遺伝子+小さい歯を持つ縄文人の遺伝子
→すきっ歯(自然な状態で歯にすき間がある)
以上のことから分かるように日本人は混血で歯並びが悪くなりやすい遺伝子を備えているといえます。
日本人は「歯並びへの意識」が低い?
外国人に「日本人の歯並び」に対する印象を聞くアンケートを行いました。
すると、76%が「歯並びが悪い」と回答しています。なかには「先進国で最低」という声もありました。
■アンケート結果
日本では、もともと歯並びがよくない人は61.0%(122人)のうち、矯正治療をしている人の割合は21.3%です。
対してアメリカでは、もともと歯並びがよくない人58.0%のうち、矯正治療をしている人は50.0%もいます。
さらに、「治療したいと思う人」の割合は、日本になると54.2%ですが、アメリカでは79.3%です。
日本では矯正治療をする場合の費用が欧米諸国と比べて高額であることや「八重歯」が可愛いといわれることなどがこの結果の背景にあります。
日本では「歯並びについて歯医者に相談した」という人は回答者全体の23.5%ほどでした。
一方アメリカでは、回答者全体の67.5%が歯並びについて歯科医に相談した経験を持っています。
このことからも、日本人の歯並びに対する意識の低さがうかがえるでしょう。
■諸外国の「歯並び」への意識
実際に諸外国ではどのような文化や風土が「歯並び」への意識に影響しているのかを以下にまとめました。
・アメリカ
幼少の頃から歯列矯正を行っている人が多いです。というのもアメリカにおける「美人の条件」の1つが輝く白い歯となっています。
さらに、歯に何も異常がなくても予防のために歯医者に行くという人も多いことから歯の病気は予防するものだという考えが強いことがうかがえます。
また虫歯経験がないのはアメリカでは4人に1人です。(日本では20人に1人)
・イギリス
17歳まで歯科治療や歯の矯正治療が無料で受けられます。若い女性は特に美容意識も高いために17歳までに歯並びを整える人が多いです。
アメリカと同じく保険制度が整っておらず、高額な医療費がかかるため予防に力を入れています。
これらと比較したときに、日本は歯並びへの意識が低く、歯列矯正後進国といってもいいでしょう。
歯並びの特徴や歯並びに対する意識の低さについてみてきました。
日本人全体の意識改革は容易ではありませんが、1人1人が意識を高めていくことによって日本人の歯並びへの意識は変わっていくはずです。