細菌ではなく歯並びのせい? 気になる歯周病の原因とは
口の中のケアというのは、誰しも日頃から気を使っていることでしょう。
口臭などがひどいと人の目を気にしてしまいますし、ネガティブになってしまいがちです。
そのため、歯磨きなどでしっかりと口内を清潔に保っているのではないでしょうか。
しかし、丹念に口内を清潔しているにも関わらず歯周病になってしまうことがあります。
それにはどのようなことが関係しているのでしょうか。
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歯周病の多くは歯並びが原因
歯周病の原因は、テレビCMなどで頻繁に言われていることもあり、口の中の細菌が主な原因と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、歯周病の原因は細菌が直接的な原因となっているのではなく、歯並びが悪いことで引き起こされていることが多くみられます。
また、噛みあわせが悪いことも、同様に歯周病の原因となってしまうことがあります。
歯並びによって何が起こるのか
歯並びが悪いと、どのようなことが起こるのでしょうか。
テレビCMでは、歯垢が残っていることが歯周病の原因と言われていますが、これは完全に間違っているわけではありません。
ポイントは「なぜ磨き残しが生じてしまか?」なのです。
そこに歯並び関係しています。歯並びが悪いと「磨き残し」が生じやすくなります。
歯磨きで口内を清潔に保っているつもりでも、歯磨きが雑だったりすると、残った歯垢(プラーク)によって細菌が繁殖、歯周病へとつながってしまうのです。
歯ぎしりが歯並びに影響する?
歯並びが歯周病に影響しますが、歯並びを悪くしてしまう原因のひとつに歯ぎしりがあります。
歯ぎしりは犬歯を摩耗させて、噛み合わせを悪くしてしまいます。
この状態を放置していると、歯の並びがいびつになってきてしまうのです。
そのため、歯周病へつながってしまいます。
クリニックでケアをするのが最善の予防法
歯並びや噛みあわせが歯周病の原因だとしても、どのように予防していけば良いのでしょうか。
一番の方法はクリニックでケアしてもらうことです。
歯科クリニックなどでは、口内の治療はもちろんですが、ご存知の通りプラーククリーニングをしてくれるところも数多くあります。
定期的に歯科クリニックなどへ通うことで、より効果的に歯周病を予防することができます。また、そこで歯並びや噛みあわせの治療も行なうことができるでしょう。
さらに、自覚していなかった虫歯などが見つかるかもしれません。
今回ここでご紹介したように、日頃からオーラルケアに気をつけていても、意外な要因が病気を引き起こすことがあります。
自分のことは自分がよく分かると思いがちですが、口内環境を把握することは難しいでしょう。
口の健康を目指すなら、専門家のアドバイスをしてもらうことが大切です。
「歯科クリニックなどが苦手」という人もいるかもしれませんが、最近のクリニックは患者のそういった不安を考慮してリラックスできる環境になっていることも多いです。
不安を払拭したい人はホームページなどを確認し、通いやすいクリニックを探して足を運んでみてはいかがでしょうか。