ストレスは歯の痛みや口腔環境にダメージを与える?
日々の溜め込んだストレスは、歯の痛みの原因になったり、口腔環境に悪影響を与えたりと、何かと歯や口周りに異常を発生させます。
ストレスが及ぼす歯や口への影響について、ここでご紹介していきます。
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ストレスを溜めると歯が痛くなる
重い悩みを抱えており、強いストレスを感じている状態が続いたり、日々慢性的なストレスを感じていると、自律神経が乱れ出し、身体の各部分で異常が起き始めます。
「虫歯が無いのに妙に歯が痛む」といった経験はありませんか?
もし虫歯がないのに歯が痛んでおり、そしてストレスを溜めている心当たりがあるようであれば、それはストレスからくる歯の痛みかもしれませんよ。
歯がぐらつき出したら注意
ストレスを溜めていると自律神経も乱れますし、無意識に歯を喰いしばったり歯ぎしりをしたりすることも増えます。
そのため、徐々に歯や口に負担を掛けてしまっているのです。
ストレスによる歯の痛みというのはまだ初期段階です。
進行すると「歯磨きをすると歯から血が出る」「硬いものを食べると歯に激痛が走る」「歯そのものがぐらつく」といった症状に発展していきます。
特に歯の成長が終わった30代以降の方がストレスを溜めていると、歯はどんどんと痛んでいき悪化の一途をたどります。
口が開けなくなることも
更にストレスを溜め続けていると、歯がぐらつくだけでなく「顎関節症」を筆頭とした口や顎全体の病気に発展することがあります。
顎関節症などを患うと、口や顎を正常に動かせなくなり、最悪の場合は「口が開けない」「物を噛めず食事が出来ないと」いった恐ろしい状態に発展することがあります。
加えて、歯や歯茎の形もおかしくなっていきますので、食事に影響を及ぼすことはもちろん、将来入れ歯にしなくてはならない状態になる可能性も高まります。
最大の対策はストレスを溜めないこと
こういったストレスからくる歯や口の問題を解決するには、ストレスそのものを溜めないようにする心掛けが必要です。
もし、すでにストレスにより歯がずれていたり、歯並びがおかしくなっている場合は、ストレスの解消だけでなく歯の矯正も早めに行うようにしましょう。
一度乱れてしまった歯は以後ストレスを解消したとしても元の状態には戻りにくく、放置しておくと晩年には入れ歯にしなければならず、日々の食生活にも、また費用的にも後々大きなリスクとなってしまいます。
このようにストレスというのは、歯や口に徐々に悪影響を与えていきます。
また皆さんもご存知の通り、ストレスは身体全体の健康や美容にも悪影響を与えます。
ストレスというのは分かっていてもなかなか解消はしにくいものではすが、歯や口、また身体全体の健康のためにも、出来る限り解消する心掛けをすることが大切ですよ。