虫歯じゃないのに歯が痛い場合の原因とは?
虫歯になると歯が痛くなるのは当然ですが、全く虫歯が無いのにも関わらず歯が妙に痛むこともあります。
この場合、虫歯とは全く別の原因で痛みが出ているのかもしれません。
ここでは、虫歯じゃないのに歯が痛いときに考えられる、痛みの原因についてご紹介します。
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歯肉の炎症による歯の痛み
周囲の歯肉が炎症を起こしている場合は、虫歯と同じようにズキズキとした痛みが続く場合があります。
代表的な病状として「上顎洞炎」や「帯状ヘルペス」が挙げられます。
歯肉の炎症は、主に病原菌やウィルスの感染によって発生します。
食事や汚れた手を舐めたりすることで病原菌やウィルスに感染し炎症が起こるのです。
歯肉の腫れで判別出来る場合もありますが、中にはレントゲンを撮らないと判別出来ないケースもあります。
三叉神経痛による歯の痛み
「三叉神経痛」とは、耳・目・鼻・口・歯・頭皮など顔面の各所で激しい痛みを患う病気です。
この三叉神経痛の前兆として、歯が先に痛みだすことがあります。
また、顔の各所が痛んでいる場合もこの三叉神経痛の疑いがあります。
三叉神経痛の原因は今現在もはっきりとは解明されていませんが、動脈硬化や病原菌の感染などが原因の1つとして考えられています。
三叉神経痛は、放置すると顔面全体の痛みに発展することがあるので注意が必要です。
副鼻腔炎による歯の痛み
「副鼻腔炎」は主に病原菌の感染により発症する、鼻内部の副鼻腔が炎症する病気です。
この副鼻腔炎の前兆として歯の痛みが伴うことがあります。
歯だけでなく鼻にも違和感を感じ始めたら、この副鼻腔炎の疑いがあります。
ストレスによる歯の痛み
ストレスを抱えていたり、うつ病を患っているなど精神状態が芳しくないと、その影響として交感神経が乱れ歯の痛みを伴うことがあります。
強いストレスを感じている、心の晴れない状態が続いているという方はストレスも原因として疑われます。
虫歯でないか判別するには?
虫歯による痛みなのか、それ以外の原因による痛みなのかを判別する方法としては「突発的な痛みなのか、慢性的な痛みなのか」が1つのポイントです。
歯を触ると痛い、歯ぎしりをすると痛い、食事をすると痛い、冷たいものや暑いものを食べると痛いといった突発的な痛みであれば、目に見えない虫歯が原因である可能性があります。
しかし、虫歯でも慢性的に痛む場合もありますので、はっきりと判別するには医師の診断を受けることをおすすめします。
このように、虫歯でなくても歯が痛む原因はさまざまあり、誰にでも起こる可能性があります。
さらに、今回紹介した原因以外でも厄介な病気の前兆として歯が痛み出すこともありますので、余りに痛みが長引いたり、違和感のある痛みが生じた場合は、速やかに医師の診断を受けるようにしましょう。