虫歯予防にも! 健康にも貢献する「良く噛む」メリットとは?
あなたは、小さい頃に親から「ご飯はちゃんと良く噛んで食べなさい」といわれたことはありませんか?
きっとあると思います。
古来より、良く噛むことが子育ての中で重要視されてきました。
しかし、それがどのようなメリットを生むのかは、近代になるまでハッキリしませんでした。
最近になって、良く噛むことは虫歯予防効果があるだけではなく、肥満防止などさまざまなメリットがあることが分かってきました。
成長期にあっては、良く噛むことによって健全な発育を促すことができます。
また、大人になってからも良く噛むことで、さまざまな健康上のメリットを享受することができるのです。
今回は、よく咀嚼するメリットについて簡単に幾つかの例を挙げてお話していきましょう。
Contents
消化を助け、満腹感を増し、肥満を解消!
良く噛むことは、消化を助けます。
例えば、食事を良く噛むことで唾液中に消化酵素が生じるようになり、栄養の吸収率を上げることが出来ます。
また、人間の満腹中枢は、食事の咀嚼回数で満腹度を判定しています。
つまり噛めば噛むほど、効率良く栄養を分解し吸収することが出来るということです。
また、良く噛むほど満腹感が満たされていくので、肥満の予防やダイエットに効果があります。
顎を強くし、顔の形が良くなり脳の働きを活発にさせる
成長期の子供にとって、物を食べる時に良く噛むことは口の周りの筋肉を鍛えることに役立ちます。
成長期では骨格も筋肉と共に発達するため、良く噛むことは整った顔の形を作るのに役立ちます。
すでに成長を終えた大人にとっても、十分なメリットがあります。
良く噛むことで口の周りの筋肉、つまり頬の筋肉や表情筋を鍛えることができ、スッキリとした容貌を保つことが可能になります。
他にも脳の働きを活発化させることが、最近の研究で明らかになりました。
これは、記憶力のアップや思考の回転速度などにも影響します。
成人期にあっては日々の仕事を効率よくこなすために、高齢期にはボケ防止にも一役買うのです。
「良く噛む」人の口内は虫歯が少ない
人間の口内には常在菌が存在しますが、このバランスを調整するのも唾液の重要な役割の一つになります。
良く噛む人は、必要十分な量の唾液が唾液腺から出されるため、虫歯になりにくくなります。
食事の時に「良く噛む」ことで、日常の生活の質が驚くほど上がります。
良く噛むことで悪いことは起こりませんので、ぜひ今日の食事からでも良く噛んで食べてみてくださいね。