虫歯や炎症のリスクを減らす!親知らずの正しい磨き方
親知らずは、正常に生えていれば無理に抜く必要はありません。
しかし正しくケアしておかないと、虫歯や口臭などの弊害が生じてしまいます。
親知らずにはどのようなケアが必要なのか、正しい磨き方と併せてご紹介しましょう。
Contents
親知らずのリスクについて
正しいケアについての意識を強く持つために、まずは親不知にまつわるリスクについて知っておいて下さい。
親知らずは主に3種類のリスクに常にさらされています。
■ 虫歯や歯周病になりやすい
親知らずは歯列の一番奥に生える歯です。
そのため歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなります。
歯垢や食べカスによって、虫歯・歯周病になりやすいと言えるでしょう。
■ 歯肉の炎症を起こしやすい
磨き残しによって菌が繁殖すると、歯肉の炎症が起こりやすくなります。
腫れや痛みを伴い、悪化すれば食事が困難になることもあります。
■ 口臭が発生しやすい
親知らず周辺は磨きにくいため、食べカスによる口臭が発生しやすくなります。
また、歯肉の炎症が悪化すれば、膿による悪臭も発生してしまうでしょう。
親知らずのリスクを減らすために知っておきたいこと
上記でご紹介したリスクは、いずれも磨き残しが原因です。
つまりは、正しく磨いて衛生的に保つことができれば、親知らずのリスクは回避できるということ。
親知らずの正しい磨き方を知り、毎日のケアで虫歯や炎症を予防していきましょう。
ただし、親知らずが斜めに生えていたり、他の歯に悪影響を及ぼしていたりする場合は要注意です。
磨くだけではリスクを回避できないので、抜歯するなどの対処が必要になります。
親知らずが生えてきた時は、まず歯科医院で診察を受け、今後の対処について相談することが大切です。
親知らずの正しい磨き方
■ ブラシの種類
親知らずを磨く時は、”歯ブラシの上部の毛”が長いものを選ぶと効果的です。
長い毛が親知らず周辺の食べカスをからめ取り、磨き残しを減らすことができます。
また、部分磨き専用の『タフトブラシ』もおすすめです。
ブラシの毛先が細いため、奥歯のすき間に入りやすくなっています。
ドラッグストアや歯科医院で購入できるので、親知らずのケアに使ってみると良いでしょう。
■ 歯ブラシでの磨き方
歯ブラシの毛先を、しっかりと親知らずに当てて磨きましょう。
斜め横から当てると磨きやすく、効果的です。
口はあまり大きく開けない方が磨きやすくなりますよ。
なお、歯ブラシは大きく動かさず、小刻みな振動で磨くようにします。
内側と外側から磨けたら、上部からもブラシを当ててかきだすように磨いておくといいでしょう。
■ タフトブラシでの磨き方
鏡を見て、磨きたい部分にブラシが当たっているか確認しながら使いましょう。
歯のすき間は、ブラシの先を入れて小刻みに動かして磨きます。
親知らずや奥歯の側面は、歯の周辺をなぞるように磨きましょう。
親知らずを正しくケアすることは、口の中の健康や、他の歯を守ることにも繋がります。
いつまでも健康で若々しい口元でいるために、毎日のケアを心がけてくださいね。