デンタルフロスと歯間ブラシのメリットとデメリット
皆さんは、日頃からきちんと歯磨きをしていますか?
口臭が気になっている人は、丁寧に歯磨きなどを行なっていることでしょう。
しかし、通常の歯磨きでは、歯垢の半分ちょっとしか落とせないことをご存知でしょうか?
残りはどこにあるのかと言うと、歯と歯の間です。
歯間の汚れを落とすにはデンタルフロスや歯間ブラシが有効ですが、ここではデンタルフロス・歯間ブラシそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
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デンタルフロスのメリットとデメリット
歯間ケアとして、比較的早いうちから知られているのがデンタルフロスです。
歯と歯の間に入れて、根本までしっかりとおろしてから磨き上げていくように使います。
歯に密着して磨けるので、非常にキレイに歯垢を取り除くことができます。
しかし、歯周病にかかりやすい30代以降ではデンタルフロスでは歯間の歯垢を落としきれないことがあります。
それは歯周病になると歯茎が痩せて、歯と歯の間が広くなってくるためです。
また、同じように加齢によっても歯茎の痩せは起きるので、デンタルフロスは歯間が比較的狭い人向けと言えるでしょう。
歯間ブラシのメリットとデメリット
少し前から、ドラッグストアなどでも歯間ブラシをよく見かけるようになりました。
電動歯ブラシなどでも、予め歯間ブラシがセットになっているものもあります。
歯間ブラシは、さまざまな種類があるので、自分の歯に合わせたものが選べるのが非常に魅力的です。
また、ブラシを使っているので磨いている実感が得やすく、心地よいものです。
歯冠ブラシは歯と歯の間が狭いとブラシがうまく入らずに、歯垢を落としきれないことがあります。
また、自分に合ってない歯間ブラシでも同じことが起きてしまいます。
歯間ブラシを選ぶときは、歯間ブラシを入れたときに軽く歯茎が押されている感覚があるものを選びましょう。
大きすぎると自分の歯に金属が当たってしまうので注意が必要です。
歯間ケアの注意点
歯間ケアをするときは、くれぐれも力の入れ過ぎに注意しましょう。
デンタルフロスも歯間ブラシも、その性質上、歯茎に直接触れることになるので、力を入れすぎてしまうと傷つけてしまい歯周病の原因になってしまいます。
また、正しく使っていても歯間ケアを始めて2週間は出血することがあります。
2週間以上出血が見られるときは、歯周病がかなり進行している可能性がありますので、その場合は、歯科に相談するようにしましょう。
使い分けでしっかりと歯垢除去を
歯並びがキレイに見えても、実際には隙間などに細かい違いがあります。
そのため、デンタルフロスと歯間ブラシの使い分けをしていくことも歯間ケアのポイントとなります。
前歯には隙間が少なくても、奥歯は広いという人もいれば、その逆で奥歯がの隙間が狭くて、前歯の隙間が広いという人もいます。
場所によってデンタルフロスと歯間ブラシを使い分けていくようにすると、さらに効率よく歯垢を除去することができます。
歯垢は虫歯だけではなく、口臭の原因となりますから、しっかりとケアしていくようにしましょう。