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痛みが少ない歯列矯正「インビザライン」とは?

痛みが少ない歯列矯正「インビザライン」とは?

「インビザライン」とは「見えない矯正治療」とも呼ばれる矯正治療です。
一般的な「歯列矯正」のイメージとしては、歯に金属製の小さな装置をつけてワイヤーを通し、歯並びを整えていくというものがあるかと思います。

このため「矯正治療が目立つから嫌だなぁ……」と考えている方は実際に少なくなく、金属製の器具を歯に装着させて生活することに抵抗を感じている方もいらっしゃるのです。
しかしこのインビザラインは「透明なマウスピース」を使っての矯正なため、金属製の器具を装着させることなく安心して矯正治療を始めることができます。

今回はこのインビザラインについて紹介していきます。

目次一覧

  1. 「インビザライン」とは?
  2. インビザラインのメリットは?
  3. インビザラインのデメリットは?
  4. インビザラインが適用できる人は?
  5. インビザラインで綺麗な歯並びを作るために気をつけたいこと

Contents

「インビザライン」とは?

「インビザライン」とは?

インビザラインとは患者の歯型にあった透明なマウスピースを使って矯正していく技術で、自宅にいる時などに器具を装着させて矯正していく治療法です。
冒頭で紹介した通り、金属製の従来の矯正器具は「見栄え」に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

最近ではワイヤーを使った矯正方法も改良されていき、見栄えを考慮した透明なブラケットや歯の裏側に矯正器具を装着する方法なども現れました。
ですがそれでも「金属を装着しているという不快感」がなくなることはなかったため「可能なら歯列矯正はしたくない」と考える方も少なくなかったのです。

インビザラインはマウスピースを装着する矯正方法なので「着け外しができる」ことから無理なく続けることができる点や、歯が生え変わる時期のお子様にも対応可能な点が評価を集めています。

インビザラインのメリットは?

矯正期間中も周りに気づかれにくい

矯正器具が透明なものなので、マウスピースを装着している時とそうでない時でほとんど見分けがつきません。
口元を気にすることなく笑うこともできるため、人と関わる仕事をしている方にはうってつけの治療法といえるでしょう。

食べたい時に食べたいものを食べられる

従来の金属製の矯正器具の場合は、食べ物が器具に絡みついてしまうため、固いものや粘着性のあるものなどを食べてしまうと、矯正器具に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
しかしインビザラインは取り外しが可能なので、食事中に器具を取り外すことができます。
このため食べたい時に食べたいものを、矯正器具を気にすることなく食べることができる点は大きなメリットの1つです。

口内環境を良好に保つことができる

口内環境を良好に保つことができる

ワイヤー性の矯正器具は口内の粘膜を傷つけてしまいがちです。
口の中が傷ついてしまうと、そこから口内炎を発症させてしまうこともありますが、インビザラインではそういった心配はほとんどありません。
歯列矯正の経験がない方にとってはあまりイメージできないかもしれませんが、金属製の矯正器具のような凹凸のあるものを口内に取り着けていると、頻繁に口内炎ができてしまいます。

また口内環境が悪化している状態が続いてしまうため口内炎そのものが治りにくくなる傾向もあります。
このため歯列矯正の経験者の中には「歯が動く痛みよりも口内炎が治りにくいことが辛い」と感じている方も少なくなく、歯列矯正では口内炎対策が重要だと感じている方も多いのです。

そんな中でインビザラインでは金属を使っていないことから口内環境を悪化させにくく、口内の粘膜を傷つけることがないため、口内炎の発症を抑える点はメリットといえるでしょう。

矯正器具を手軽に洗浄できる

矯正器具を手軽に洗浄できる

前述した「口内環境を悪化させにくい」という理由の1つに「マウスピース自体を洗浄することができる」という点が挙げられます。
従来の金属製の矯正器具は取り外しができないため、矯正器具の洗浄は自宅では難しいですが、取り外しができるインビザラインではマウスピースそのものを清潔に保つことができます。
このため口内炎の発生リスクを低下させるだけでなく、虫歯や歯周病を抑えることにつながるのです。

経過を確認しやすい

インビザラインでは専用のコンピューター画像を使いながら治療計画を医師と患者とで進めていきます。
このコンピューター画像が3Dで立体的に歯列を観察することができるため、医師側も計画を立てやすく、そして患者側もどういった経緯で歯並びが改善されていくのかが見える化できるのです。

従来の矯正方法ではどのように治療していくかは矯正を担当する医師しか分かっておらず、治療期間や治療が終わるタイミングは全て担当医しか分からない、という状況でした。
しかしインビザラインは近年のCAD/CAMという機能を応用し、コンピューターが矯正器具を作る仕組みができているため、経過や完成までの期間をコンピューターが医師に知らせる仕組みとなっています。

医師の判断をそのまま鵜呑みすることなく、コンピューターからの情報を客観的につかむことができるため、最終的な矯正終了後のイメージがしやすい点が大きな特徴といえるでしょう。
最終的な矯正終了後のイメージが患者が描いていたイメージと異なっている場合は矯正を行わないという選択肢を選ぶこともできるため、歯列矯正が終わった後の満足度が高い点もポイントです。

通院回数を減らすことができる

従来の矯正方法では歯型を採取するのに複数回かかるため、通院回数が増えてしまう点がネックとなっていましたが、インビザラインを用いた歯列矯正での歯型採取は1回のみです。
口腔内写真やレントゲン写真などを撮影し、歯がどのように移動していくかを専門のスキャナ等を使って分析していきます。

インビザラインを用いた矯正方法では治療が軌道に乗っていくと2、3ヶ月に1回ほどの通院で問題ないため、仕事が忙しい方にとっても有効な治療法といえるでしょう。
従来の矯正治療法では大体2〜4週間に1回ほどの通院が必要になるため、比較すると大幅に通院回数を減らせていることが分かります。

痛みを減らすことができる

痛みを減らすことができる

歯列矯正では歯に負荷をかけて時間をかけて動かしていく方法をとっています。
このためどれだけ優れた歯列矯正の治療法であったとしても多かれ少なかれ「痛み」は伴ってしまうものですが、インビザラインを用いた治療法ではその痛みが少ない点が特徴です。

ワイヤーを使った矯正方法では毎月1回医師の手でワイヤーを締めて矯正していくため、医師の技術によっては大きな痛みを伴う可能性があります。
その一方でインビザラインを用いた治療法を取り入れることで、人間では動かせないような微かな範囲で歯を動かすことができるようになりました。
これによって歯への負荷が軽くなり痛みを軽減させることができるようになったのです。
ワイヤー矯正を試みて挫折した方でも、インビザラインなら痛みを感じることがほとんどないという声もあり、今まで歯列矯正で歯の痛みに悩んでいた方にもお勧めできる治療法なのです。

ホワイトニングをしながら矯正治療ができる

歯科医院によってはインビザラインで用いられるマウスピースを使ってホワイトニングを同時に行うことができるところもあります。
方法としてはマウスピースにホワイトニングジェルを含めておくことで歯列だけでなく歯の色も少しずつ白くしていこうというものです。

金属製の器具を使った歯列矯正ではこのように「矯正をしながらホワイトニング」といったことはできませんが、マウスピースを活用したインビザラインだからこそ、こういった矯正方法ができるといえるでしょう。

金属アレルギーの方でも安心して治療できる

今まで金属アレルギーの方は歯並びに困っていても効果的に対処することはできませんでした。
しかしこのインビザラインでは金属を使わない歯列矯正法のため、金属アレルギーに悩んでいた方にとっては画期的な治療法だといえるでしょう。

ここまでインビザラインのメリットを紹介していきました。
その一方でインビザラインには何点かデメリットになる部分も存在しています。
双方の観点からインビザラインを理解し、歯列矯正をするかどうか検討していきましょう。

インビザラインのデメリットは?

食事をする際の手間

「メリット」でも紹介したように、確かにインビザラインではマウスピースを外せば食事は今まで通りに取ることができます。
これは金属製の矯正器具の場合には受けられない恩恵なのでメリットなのは間違いないのですが、食事の後に必ず歯磨きをしてからマウスピースをはめなければならないなど多少の手間があります。

飲み物を飲む場合も注意が必要です。水を飲む場合には特に問題はありませんが、糖分が入っているもの、酸味がある飲み物は虫歯や歯周病を発生させる原因になるため、一度飲んだら歯磨きが必要になるのです。
実はインビザラインでの矯正治療を行っている途中に歯周病や虫歯が発生してしまうと、治療計画が大きく変わってしまう可能性があります。
このため歯列矯正を行っている期間は極力口内トラブルを発生させないように心がけましょう。

歯周病、虫歯などの口内トラブル

インビザラインのデメリットは?

歯周病や虫歯などの口内トラブルが発生してしまうと、作成しておいたマウスピースが使えなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
もし矯正治療を始める前に虫歯や歯周病がある場合は治療を済ませてから矯正を行うようにしましょう。

使用していたマウスピースが使えなくなってしまうと、最悪治療計画の修正ができずに矯正が完了せずに終わってしまう可能性もあります。
このため矯正期間中に虫歯や歯周病を引き起こさないように、こまめな歯磨きが重要になるのです。

滑舌が悪くなる

マウスピースをつけたまま話をしていると相手が聞き取りにくいと感じる傾向があります。
もちろん会話をする時にマウスピースを外せば問題ないのですが、逆にマウスピースを装着している時間が短いと矯正が完了する時期が後ろ倒しになってしまうため注意が必要です。
このためマウスピースを装着したままでも相手に伝わるように、矯正開始前よりもハキハキとした話し方を心がけるようにしましょう。
もちろん会社での重要なプレゼンや会議などがある場合はマウスピースを外すことも可能ですが、できるだけマウスピースを装着した状態で生活できるよう心がけ、必要に応じマウスピースを外すタイミングなどを医師の方と
相談してみることが効果的です。

インビザライン矯正ができる人が限られている

インビザラインはまだ金属製の器具を用いた矯正と比べて対応できないケースもあります。
メリットがさまざまあるインビザライン矯正ですが、もしこの矯正方法にご興味があった場合は一度医師のカウンセリングを受けてから治療を行うかどうかを決めていくようにしましょう。
それではインビザライン矯正が適用できる方はどんな方なのでしょうか?

インビザラインが適用できる人は?

歯の「根」を調整する必要がない方

インビザラインを用いた矯正方法は主に歯が出ている部分のみに対応しているため、歯の根っこにあたる部分の向きを変えることは向いていません。
顎の骨に近い根っこの向きを帰るのではなく斜めになっている歯の調整に向いている矯正法がインビザラインの歯列矯正です。
このため歯の移動距離が少ない、いわゆる「歯のがたつき」が少ない方ほどインビザラインに向いています。

抜歯をしない方

インビザラインが適用できる人は??

歯のスペースを確保するために抜歯をしなければならない方がいらっしゃいます。
抜歯をする方の多くが歯を移動させるケースが多いため、インビザラインの歯列矯正を行う方は基本的には抜歯をしない方が多い点が特徴です。
口内の状況によっては抜歯をしてもインビザラインを取り入れることができる方もいらっしゃいますが、もしインビザラインを使って矯正をしたいのなら一度歯科医師に相談してみましょう。

顎の骨格に大きなズレがない方

先ほど「顎の骨に近い歯の根っこにあたる部分の向きを変えることはできない」という内容を紹介しましたが、このようにインビザラインでは顎の骨格に関わる部分を調整することはあまりできません。
歯並びにがたつきがある原因が顎の骨格にある場合、残念ながらワイヤーでの歯列矯正しか行えない場合があるため注意が必要です。

 

インビザラインで綺麗な歯並びを作るために気をつけたいこと

インビザラインで綺麗な歯並びを作るために気をつけたいこと

インビザラインでの矯正を行う場合医師から決められたことを守ることができるかどうかが矯正が成功するか失敗に終わるかを決める重要なポイントになります。
例えばマウスピースは自由に取り外しができますが、矯正治療ですからマウスピースは基本的には装着した状態を続けなければなりません。
ところが両親に矯正を勧められて仕方なく矯正を始めたお子様などは装着期間を守らないこともあるため、医師からのルールを守れるかどうかを検討して取り入れるかどうかを決めることも大切です。

逆にいうと、医師から決められた時間にしっかりとマウスピースを取り着け、毎日の口内ケアを怠らずに続けていえば痛みはほとんどなく口内環境を良好に保ったまま歯列矯正を済ませることができます。
ご自身の状況を考慮し、インビザラインでの矯正にご興味がありましたら、一度医師に相談してみてはいかがでしょうか。



当院では歯を抜かずに治療する”エンジェル矯正”を行っています。

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