今の白い歯を維持したいです。日常生活で注意すべきことがあれば教えてください。
白い歯は、お顔全体の印象を明るいものにします。「白い歯を維持したい」とお考えの方は、日常性活での着色しやすい習慣を見直す事で、白い歯を維持する事ができます。
今回は、白い歯を維持するために、日常生活で注意するべきことについて、具体的な方法を解説していきます。
Contents
着色しにくい食生活
歯の着色は、普段口にする飲食物によって起こります。コーヒなどが着色のイメージが強いかもしれませんが、それ以外でも誰でも口にする色の濃い飲食物も着色の原因になります。
着色を予防するためには、着色を起こしやすい「着色性飲食物」と着色を助ける働きをする「着色補助食品」を知り、食べかに注意するようにしましょう。
(1)着色性飲食物
着色性飲食物の例を紹介します。
・ コーヒーやお茶などタンニンを含むもの
・ 赤ワインやチョコレートなどポリフェノールを含むもの
・ 色の濃い調味料(醤油、ソース、ケチャップ)
・ カレーやミートソース など
(2)着色補助食品
着色補助食品とは、着色性飲食物と一緒に摂取する事で着色を助ける働きをする食品です。着色補助食品の例を紹介します。
・ アルコール飲料
・ スポーツ飲料
・ お酢や酢酸を含むもの
・ 柑橘系の果物やそれを使った飲み物 など
(3)食べ方で注意する点
白い歯を維持したいからといって、着色性飲食物を全て避ける必要はありません。食べられるものが少なくなってしまいますし、栄養面でも問題があります。それよりも着色性飲食物と着色補助食品との食べ合わせに注意する方法がおすすめです。具体的な注意例を挙げていきます。
・ 食事の時の飲み物はミネラルウォーターにする
・ お酒を飲む時のつまみは、着色性飲食物を控える など
このように、少し食べ合わせを意識すると良いでしょう。
丁寧な歯磨き
歯の表面に汚れが付着したままになると、着色の原因になります。毎日の丁寧な歯磨きを心がけましょう。歯磨きをする際、着色予防効果のある歯磨き粉を使用すると、より白さを維持する事ができます。
(1)ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング成分が配合されている歯磨き粉は、白い歯を維持するのに効果的です。ホワイトニング剤濃度は低いため、今の色より何段階も白くするのは難しいですが、着色を防止し、白さを維持する事ができます。
(2)研磨剤入り歯磨き粉
着色を除去する歯磨き粉として研磨剤入り歯磨き粉が市販されています。しかし、研磨剤が含まれた歯磨き粉は、研磨剤の種類によっては、歯を傷つける恐れがあります。むやみに使用しないようにしましょう。
研磨剤が成分が配合されている歯磨き粉を選ぶ時には、歯の石灰化を促し、歯を傷つける心配の無い「ハイドロキシアパタイト」や、歯科医院専売の安全な研磨剤が配合されているものを選びましょう。
禁煙
タバコは着色が付きやすい嗜好品です。タバコを吸っていると「ヤニ」と言われる着色汚れが強固に付着します。タバコを吸っている限り、白い歯を維持するのは難しいでしょう。
白い歯をできるだけ維持したい場合には、この機会に禁煙を検討するのはいかがでしょうか。
歯を乾燥させない習慣
唾液の分泌が多く、お口の中が潤っていると、着色が付きにくくなります。逆に歯の表面が乾燥していると、着色が付きにくくなります。例えば、口呼吸が習慣になっている場合や、唇がうまく閉じない場合、お口の中は乾燥しやすくなり、着色が付きやすくなります。
(1)口呼吸の改善
口呼吸は、口の中の乾燥を招き、着色しやすくなるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高めます。また、風邪をひきやすくなるなど、健康面にも悪影響があります。鼻呼吸に変えていけるように意識するようにしましょう。耳鼻咽頭に問題がある場合には、耳鼻科の受診も必要です。
(2)唇を閉じる癖をつける
口呼吸である場合が多いですが、唇が開く癖がついていると、お口の中が乾燥しやすくなります。口を閉じる力が弱い場合や、歯並びの影響で口が閉じられない事があります。口の機能の訓練や矯正治療をした方が良い場合がありますので、一度歯科医院に相談をしてみてください。
定期的に歯科受診をして白い歯をさらに維持させましょう!
ここまで白い歯を維持するための日常生活の注意点について解説しましたが、定期的に歯科受診をする事で、白い歯をさらに維持できるようになります。
歯科医院では、クリーニングにより、自分だけでは落としきれない歯の汚れを除去し、白い歯を維持しやすいお口の環境を作りましょう。また、歯をより白くし、白さを維持したい場合には、歯のホワイトニングもおすすめです。
まとめ
最後に、白い歯を維持するために日常生活で注意すべきポイントをまとめたいと思います。
・ 着色しにくい食生活をする
・ 丁寧な歯磨きをする
・ 禁煙する
・ 歯を乾燥させないようにする
これらのポイントを心に留めて、輝く白い歯を維持しましょう!