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虫歯になると歯に穴が空きますが、歯の色も変わってしまうのですか?

虫歯になると、穴が空くだけでなく、歯の色も黒や茶色、黄色に変色してしまいます。虫歯は、一度穴が空いてしまうと、自然に治る事はありません。放置すると、どんどん進行してしまうので、できるだけ早めに治療をする事が大切です。
穴が空いてしまって、初めて虫歯に気がつく事もありますが、歯の色に注意する事で、より早めに虫歯に気がつく事ができ、虫歯の進行予防や治療などの対処をすることができます。今回は、「歯の色」に着目して、虫歯について詳しく解説したいと思います。

Contents

虫歯の歯の色の変化

虫歯というと「黒色」をイメージする人が多いですが、実は虫歯は、虫歯の進行状態によって、色が異なります。茶色や黄色っぽい色をしている事もあります。虫歯の進行別に、歯の色の変化をみていきましょう。

(1)初期虫歯(CO)

まだ穴が空いていない状態の虫歯です。この状態の虫歯は、毎日のブラッシングや食生活の改善などで、改善される可能性があります。正式にはまだ「虫歯」にはカウントされません。
初期虫歯の色は、「白色」をしています。白色といっても、歯の色と違い、白く濁ったような色です。一見気がつきにくいですが、鏡を診ながらガーゼ等で歯の表面の水分を拭き取ると、自分でも発見できます。見つけたら、毎日の丁寧なブラッシングと、歯科医院での定期的なクリーニングや検診で、虫歯になるのを予防していきましょう。

(2)エナメル質の虫歯(C1)

虫歯がまだエナメル質に限局した状態です。色は、白からやや黄色い状態です。少し茶色っぽくなっている事もあります。痛みやしみる症状は、まだほとんどありません。自覚症状が少ないので、気がつきにくいですが、この時点で虫歯に気がつき早期に治療を開始する事で、簡単な治療で済ませる事ができます。
色が分かりづらく、自分では発見しづらいですが、定期検診をきちんと受けていれば、早めに発見する事ができます。

(3)象牙質まで進んだ虫歯(C2)

虫歯が象牙質まで進み、冷たいものや甘いもので痛みを感じるようになってきます。色は、黄色から茶色い状態になってきます。黒っぽく見える事もあります。痛みが出てくるので自分でも気がつく事が多いです。できるだけ早く歯科医院を受診し、治療を開始するようにしましょう。

(4)歯の神経まで進んだ虫歯(C3)

虫歯がさらに進行し、歯の神経にまで到達すると、何もしなくてもズキズキと痛むようになります。色は、茶色から黒色になってきます。神経を取る治療が必要になります。こうなる前に、気がついて治療をしておくのが望ましいです。

(5)歯の根っこだけが残った虫歯(C4)

歯の神経は完全に死んでしまい、歯は根っこだけになってしまった状態です。既に神経は死んでしまっているので、痛みはありません。この時の歯の色は、真っ黒になっている事がほとんどです。歯の状態によっては、残念ながら、歯を残せない事もあります。

歯の色が変わっていない?子どもの虫歯

前に虫歯の進行と歯の色の変化について解説しましたが、「子どもの虫歯(乳歯の虫歯)」の場合は、これとは少し異なります。
子どもの虫歯は、進行が早く、白い歯のまま進行していきます。最初、歯が白く濁ったような状態から始まり、そのままの色で歯がボロボロと軟らかくなって穴が空いてきます。色だけで判断をしていると、虫歯だとは気がつかない事があるので、注意が必要です。

神経を取った歯の色の変化

虫歯が進行して、歯の神経にまで到達してしまうと、歯の神経を取る治療をしなくてはなりません。虫歯の治療を終えても、歯の神経を取る治療をすると、治療後に歯の色が変色してしまう事があります。

歯に栄養が行き渡らなくなった失活歯(しっかつし/神経が無い歯)は、徐々に全体が黒ずんだような暗い色に変色してしまいます。前歯の場合は、見た目上、変色が気になるようになってしまいます。
神経を取ると、見た目が悪くなるだけでなく、歯自体も脆くなりますので、できるだけ歯の神経を取らずに済むように、早めに虫歯治療をしたいものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。虫歯になると、穴が空くだけでなく、歯の色にも変化が見られます。虫歯の進行状態によって、白色から、黄色、茶色、黒色に変化していきます。歯の色に注意する事で、より早く虫歯に気がつく事ができます。虫歯は自然には治りませんので、早めに発見して、早めに治療を開始する事で、虫歯の進行予防や治療などの対処をすることができます。早い段階で治療をすれば、簡単な治療で済ませる事ができ、負担も少なくて済みます。

また、子どもの歯の場合は、大人の歯と違い、白い色のまま急速に進行していきます。一見すると、虫歯だと気がつかない事もあるので、注意が必要です。

毎日の歯みがきの後など、歯を鏡で見る習慣をつけて、虫歯の早期発見ができるようにしておくと良いですね。



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