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歯茎が痩せてしまって、入れ歯が合わなくなってきたのですが、補修できますか?それとも、作り直しになりますか?

入れ歯治療を行っている南浦和の歯医者さん、くろさき歯科です。今回は「歯茎が痩せてしまって、入れ歯が合わなくなってきた場合、補修できるのか、作り直しになるのか」について解説したいと思います。

歯茎は健康な人でも、加齢によって痩せてきます。歯茎が痩せてしまうと、粘膜の上に乗せる入れ歯は合わなくなってくるので、しっかりと合う入れ歯に治す必要があります。

Contents

補修できるのか?

歯茎が痩せてしまった場合、入れ歯の歯茎と接する面に裏打ちを行う「リベース(リライン)」という補修方法があります。入れ歯の内面に硬化前の裏打ち剤を塗り、実際にお口の中に入れて噛み合わせて作製する方法が一般的です。入れ歯を作り直さず、慣れた入れ歯のまま使う事ができるのがメリットです。

補修する場合のメリットとデメリットを詳しくみてきましょう。

(1)メリット
・ 慣れた入れ歯をそのまま使う事ができる
新しい入れ歯にすると、慣れるまでに時間がかかります。すぐには合わないので、入れ歯作製後も、数回にわたる調整が必要となります。

・ 何度でも補修を繰り返す事ができる
痩せた歯茎に合わせて、何度でも補修をする事ができます。ただし、噛み合わせが安定している事が前提となります。

・ 修理に時間がかからない
作り直す場合には、最低でも3回から4回の通院が必要となります。(入れ歯の種類によってはそれ以上になります。)

(2)デメリット
・ 入れ歯が厚くなりやすい
入れ歯の裏面に1層の樹脂の層が加わるため、入れ歯の厚みが少し増します。口の中はわずかな変化でも敏感になるため、始めは違和感を感じるかもしれません。

・ 重くなる
樹脂が追加されるため、入れ歯自体が重くなります。特に上の総入れ歯の場合は、重さが気になる事があります。

・ 着色や汚れがつきやすい
長期間使用すると、着色や変色が起こり、ボソボソとして汚れがつきやすくなる事があります。補修後は、定期的に入れ歯のチェックをするようにしましょう。

作り直した方が良い場合

入れ歯を補修した方が良いか、作り直した方が良いかは、入れ歯の寿命や、噛み合わせ、歯茎との密着度、全てを考慮した上で決める必要があります。
歯茎が痩せる事により、密着度が緩くなっているだけなら、入れ歯の裏打ち補修のみで問題ありません。しかし、噛み合わせが合わなくなっている場合や、破損などの劣化がみられる場合には、作り直した方が良いです。
参考として、入れ歯の寿命は、保険適用の入れ歯の場合4年〜5年と言われています。

入れ歯が合わないまま使い続けるのは危険

入れ歯が合わなくなってきた場合、合わないまま使い続けるのは良くありません。お口や身体に様々な支障をきたします。

<合わない入れ歯を使い続ける事による悪影響>
・ 残っている自分の歯に負担がかかる
・ 顎関節に負担がかかる
・ 顎の骨が退化して痩せてしまう
・ 歯茎や粘膜が腫れたり、傷ができてしまう
・ しっかり噛めず、身体のバランスが悪くなる
・ 頭痛や肩こりなど全身症状が出る事がある

入れ歯が合わなくなってきた場合は、放置せず、できるだけ早めに受診するようにしましょう。

歯茎が痩せてしまった原因は?

入れ歯を早めに補修、もしくは新しく作り替え、しっかりと噛める状態を取り戻す事が大切です。では、そもそも歯茎が痩せてしまったのには、どのような原因が考えられるのでしょうか。

(1)加齢によるもの
健康な状態の方でも、年齢とともに、歯茎が痩せてくる事がわかっています。入れ歯を作った時には、ぴったりでも、長期間使っていく中で、数年で合わなくなってきます。入れ歯の定期検診をきちんと行い、適宜入れ歯の補修をして、しっかりと合う入れ歯を常に使用するようにしましょう。

(2)歯周病によるもの
残っている歯がある場合には、その歯が歯周病に罹患している場合があります。例え、部分的に入れ歯になってしまっても、残っている歯がある事によって、入れ歯は安定しやすくなり、使いやすくなっています。できるだけ自分の歯を残す事が大切です。早めに受診し、歯周病の治療をするようにしましょう。

(3)合わない入れ歯を使っている

(4)入れ歯を使っていない
入れ歯が合わないから、痛いからなど、様々な理由で入れ歯を外したままにすると、歯茎は痩せてきてしまいます。適度な刺激により、しっかりと歯茎を使っている事が大切なのです。早めに、入れ歯の補修を行い、しっかりと噛める状態を取り戻しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。歯茎が痩せてしまって、入れ歯が合わなくなってしまった場合でも、歯科医院で簡単に補修する事ができます。ただし、入れ歯の寿命や噛み合わせのズレなどにより、作り直した方が良い場合もあります。早めに受診して、入れ歯をきちんと使える状態にしましょう。入れ歯には、寿命がある事も覚えておきましょう。



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