インビザラインのメリットとデメリットをお教え下さい
矯正、インビザラインを行っている南浦和の歯医者さん、くろさき歯科です。 今回は、インビザラインのメリットとデメリット、について解説いたします。
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発された透明のマウスピース型歯科矯正装置です。アライナーと言われる透明なマウスピースを順番に付け替える事で、歯を矯正をする方法です。目立たないので、今まで装置が目立つ事が理由で、矯正治療を躊躇していた方にもおすすめの治療方法です。
Contents
インビザラインの6つのメリット

目立たなく周りから気付かれない
インビザラインの最大のメリットは、透明で目立たない事です。薄い透明なプラスチックでできたマウスピースを装着するだけなので、治療中である事を気付かれません。矯正中でも気にせず歯を見せて笑う事ができます。
見た目の美しさが気になる女性の方、人と接する仕事をしている方、営業職の方、また多感な年頃のお子様にもおすすめできる方法です。
装着時の痛みが少ない
従来のブラケット矯正と比較して、装着時の痛みが少ないという特徴があります。新しいマウスピースを装着した直後は、締め付けられるような感覚がありますが、数日で治まります。また、ブラケットは金属を使用しているのに対し、インビザラインは、薄くて滑らかな素材でできているので、頬の内側や唇、舌などの粘膜を傷つける心配もありません。
マウスピースは取り外し可能
マウスピースは、取り外しが可能です。従来の矯正装置では、どうしても歯磨きをしづらい部分があり、磨き残しを作りがちでしたが、マウスピースは取り外しができるので、外して歯の清掃を行う事ができます。汚れが溜まりにくい事から、虫歯や歯周病のリスクも少なくなります。
快適な食事を楽しめる
食事の時には、マウスピースを外す事ができます。従来の矯正装置では、食事の最中に、食べカスが詰まってしまう事も多く、安心して好きな物をなかなか食べる事ができませんでした。インビザラインなら、治療前と同じように好きな物を食べる事ができます。
金属アレルギーの方も安心
マウスピースは、全て薄いプラスチックでできています。金属アレルギーがある方でも安心して装着する事ができます。矯正装置は、長期間お口の中に入れる必要があります。金属アレルギーの予防のために、お口の中にできるだけ金属を入れたくないという方にもおすすめです。
従来の装置に比べてしゃべりやすい
マウスピースは、厚さわずか0.5mmで、デコボコとした部分が無いため、舌の動きを邪魔する事がありません。従来のブラケット装置に比べてしゃべりやすく、ストレスが溜まりません。ブラケット矯正の中でも、裏側に矯正装置をつける“裏側矯正”は、見た目は気になりませんが、歯の裏側の舌が当たる位置にブラケットが付いているため、しゃべりにくくなりがちです。
インビザラインの3つのデメリット

メリットの多いインビザラインですが、デメリットも存在します。患者さんによっては、インビザラインが合わない事があります。
適応とならないケースがある
全てのケースに適応となるわけではありません。歯根の移動距離が多いケースや、歯のでこぼこが大きいケースでは、インビザラインだけでは、思うように治療が進まない事があります。ただし、そのような場合でも、一時的にブラケットやワイヤーを併用する方法もあります。
1日の装着時間を守らないと、治療期間が長くなる
簡単に取り外しができるという事は、時にデメリットにもなります。インビザラインの装着時間は、1日20時間以上と決められています。つまり、食事をする時間と歯磨きの時間を除いた、ほとんど全ての時間で装置を着用していなくてはなりません。自分できちんと1日の装着時間を守れる方でないとインビザラインは向きません。
装置の交換や管理を自分でやらないといけない
インビザラインは付けっぱなしのブラケット矯正とは違い、自分で管理をしなくてはなりません。インビザラインはおよそ2週間程度の短い期間で次のステップのマウスピースへ付け替えていく必要があります。交換期間は、歯科医師の指示どおりに必ず行わなくてはなりません。
また毎日、食事や歯磨きの際に取り外したら、マウスピースをよく洗浄し、再びきちんと自分で装着しなくてはなりません。
このようにインビザラインが向いているかどうかは、インビザラインが適応できる歯並びであるかどうかと共に、自分でマウスピースの管理をきちんとできるかが重要になってきます。
まとめ

マウスピースを使った矯正方法は、世界各国200万人以上の患者さんに10年以上前から使用されています。実績のある安心の矯正方法です。従来の矯正方法で、治療を迷っていた方も、目立たない矯正装置インビザラインを検討してみてはいかがでしょうか。
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