ブラケット(矯正装置)を装着している時の正しい歯磨きやケアとは?
矯正治療を行うとブラケットを装着することになりますが、着けている期間が長くなればなるほどケアの重要性が増してきます。
金具が歯についているわけですから、普通の歯磨きではなかなか汚れを取り除くことができません。ブラケット装着時の正しい歯磨き方法を理解しておく必要があります。
それではブラケット装着時の効果的な歯磨き方法はどういったものなのでしょうか?
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歯ブラシは歯列矯正時に適したものを
一般的な歯ブラシは毛先が接触する面積が大きく、ブラケットの細かな部分に毛先を当てることができません。歯列矯正用の歯ブラシは一般的な歯ブラシと異なり、細いものや凹凸があるものなどが多く、ブラケットなどに引っかかっている小さな汚れも掻き取ることができる構造になっています。
こういった歯ブラシを利用していきながら、ピンポイントで「ワンタフトブラシ」と呼ばれるものを使っていきます。ワンタフトブラシとは毛束が一箇所に集まっているもので部分的な汚れを取り除く時に重宝する歯ブラシです。
最初に矯正用歯ブラシを活用して全体的な汚れを取っていき、そこで取れなかった部分に関してはピンポイントの磨きに適したワンタフトブラシを活用していきます。
ブラケット装着時の効果的な歯磨き方法とは?
ブラケットがついている時は、今までのように歯磨きをしていると磨き残しが増えてしまうため、磨くべきポイントを3つに分ける手法が良いでしょう。
以下の3つに分割するとキレイに磨けます。
・歯と歯茎の間
・ブラケット上部
・ブラケット下部
最初は歯と歯茎の間の部分から磨きはじめ、そこからブラケットの上部、下部へと変えていきましょう。
ブラケットが無い時以上に細かな磨き方が重要になるため、歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つような持ち方で磨きます。歯の表面をゴシゴシ磨くのではなく、毛先を斜め45°の角度で持つようにして隙間にある汚れも徹底的に取り除くよう心がけましょう。
最後の仕上げとして一通り歯列矯正用の歯ブラシで磨き終わったらワンタフトブラシを利用し、汚れが気になるところをブラッシングしていきます。
歯列矯正時はブラケットの構造上、今までよりも歯磨きしづらくなります。そのため今回紹介したような歯ブラシや歯磨き方法を利用していくことが大切です。また、矯正器具を口内に取り付けているわけですから、お煎餅のような硬い食べ物やキャラメルのようなくっつきやすい食べ物は器具の変形・破損の危険があるため極力控えるようにしましょう。
矯正の期間が終了して晴れてブラケットを外せるようになった時に虫歯のない理想的な歯でいられるように、日々のケアを徹底していきましょう。