歯並びには「舌の位置」が関係する? 歯列を良くする舌トレーニング
子どもの歯が生え変わる時期になると、将来の歯並びが心配になりますよね。歯並びには歯やあごの成長などさまざまなものが影響しますが、実は「舌の位置」も関係しているのです。また成長期のうちに舌のトレーニングを積んでおくことで、歯並びを改善することもできます。今回は歯並びと舌の位置の関係について、その影響や歯列改善のための舌トレーニングを紹介します。
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舌には正しい位置がある
何もしていない時の舌は、上あごの「口蓋」という部分にぺたりと張り付いています。
上あごと上の歯列は唇や表情筋によって外からの圧力を受けています。舌が正しい位置にあることで、上あごと歯列が内側から押し広げられ、内外の力のバランスが取れた位置に収まるのです。このように上あごが拡張されることで下あごも上あごに合わせて成長し、歯を正常に成長させてくれます。
舌が正しい位置にないとどんな影響がある?
舌の置き場所が間違っていると、歯並びにどのような影響が現れるのでしょうか。
「舌の位置」が歯並びや口の周りの見た目に与える影響をご紹介します。
●舌が下の歯列に触れている
舌が日常的に下の歯列に触れている場合、下あごの成長が過度に進んでしまいます。舌が下の歯列に触れる癖がついてしまうと、少しずつ下の歯が前方に押されてしまうので、「受け口」になりやすくなってしまうのです。
●舌が口蓋についていない
舌が上あごの口蓋についていない場合、上あごをしっかり広げることができないため、「出っ歯」になりやすくなります。
また、乳歯の時から舌が口蓋から離れる癖がついていると、唇に歯の形が浮き出てデコボコした外見になってしまうことも。舌が口蓋に収まらず上あごが未発達なまま成長すると、永久歯に生え変わった時に歯だけが浮き出てしまうのです。
舌を正しい位置に戻す「舌トレーニング」を取り入れよう
舌の位置を正すために有効な、2つのトレーニングをご紹介します。
●舌の開閉トレーニング
ひとつは舌を口蓋につけたまま口を開けたり閉めたりするトレーニングです。こうすることで舌の筋肉を鍛え、習慣的に舌を口蓋につけることができます。
●舌のスライドトレーニング
もうひとつは舌で口蓋を撫でるようにスライドさせるトレーニングです。舌を動かす練習をすることで、正しい舌の位置で食べ物を飲み込めるようになります。このトレーニングを繰り返すことで、舌の使い方がうまくなりますし、舌の収納場所も正常に戻ります。
歯が生え変わる前に舌のトレーニングを積んでおくことで、永久歯になったときにきれいな歯並びにすることができます。歯並びと舌の位置は大きく関係していますが、すべての原因であるとは言い切れません。場合によっては歯科治療が必要な場合もあるので、気になるようであれば小児歯科に相談してみてはいかがでしょうか。