2月, 2018年
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矯正、インビザラインを行っている南浦和の歯医者さん、くろさき歯科です。 今回は、10代でもインビザラインは可能か?について解説いたします。
インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置のことを指します。矯正治療というと、笑った時や口を開けた時に、金属の矯正装置が目立つものを想像する方が多いでしょう。しかし、インビザラインなら、周囲に気がつかれる事なく矯正治療をする事ができます。「矯正をしたいけれども、装置が目立つのが嫌だ」と矯正治療を躊躇している方におすすめの矯正治療法です。
10代でもインビザラインは可能か?
はい、可能です。インビザラインは、10代の方でも受ける事ができる矯正治療法です。10代の多感な時期は、矯正装置をからかわれるなど、コンプレックスになってしまう事があります。インビザラインは、周囲に気付かれにくいので10代思春期の多感な時期のお子様にも安心です。ただし、永久歯が生え揃うのは、12歳〜16歳頃なので、完全に萌出していない歯にも対応できるようにする必要があります。インビザラインは、10代の矯正治療における課題を考慮した「インビザライン・ティーン」という治療オプションがあるので、次に紹介していきたいと思います。
インビザライン・ティーンとは
「インビザライン・ティーン」は、10代の矯正治療における課題点を考慮したまだ治療システムです。永久歯が完全に萌出していないなどのケースに対応できる設計になっています。10代は、思春期で多感な時期にあたります。歯の健やかな成長にとって、矯正治療が必要だと理解はしていても、矯正装置を装着すると周りの目が気になるという気持ちもあるでしょう。インビザライン・ティーンは、10代の子供達の事を考えた設計となっています。
「インビザライン・ティーン」の特徴をまとめると次のようになります。
(1)透明で目立たない
インビザラインの一番のメリットでもあります。透明で目立たないマウスピース型の装置なので、周りの目が気になりません。
(2)普段どおりに食事ができる
インビザラインは取り外しが簡単にできます。食事の時には外す事が可能なので、普段どおりのメニュー、普段どおりの食事の仕方で食べる事ができます。
(3)歯のケアが簡単
装置を外して歯のケアをする事ができます。歯みがきなどのケアがしやすく、衛生的です。汚れが溜まりにくいので、虫歯や歯周病のリスクも低くなります。
(4)スポーツや吹奏楽などの制限が少ない
従来のブラケット矯正では、スポーツや吹奏楽を行う10代の方に適さないケースがありました。例えば、激しいスポーツでは、矯正装置により、口の中に傷を作ってしまったり、装置を破損してしまう可能性がありました。インビザラインは、このような心配がありません。
(5)様々な10代の歯列に対応
インビザライン・ティーンは、永久歯が完全に萌出していない歯列にも対応する事ができます。完全に萌出していない歯の過剰萌出を防ぐための「萌出タブ」、永久歯列が未萌出または萌出途中にある歯に対しては「萌出スペース」を設定する事が可能です。
(6)コンプライアンス・インジケーターを設置
成人用のインビザラインには無い特別な機能として、「コンプライアンス・インジケーター」があります。これは、装着時間の確認ができる機能です。インビザラインは、取り外しが可能な事がメリットですが、自由に外す事ができる分、安易に外してしまう可能性があります。矯正効果を発揮するには、決められた装着時間を守る必要があるため、装着時間を守る事ができるように、自己管理能力がまだ未熟なお子様でも自己管理しやすい工夫となっています。
「コンプライアンス・インジケーター」は、唾液に反応して徐々に色が薄くなる仕組みになっており、ご本人・ご両親・歯科医師が、装着時間を視覚的に確認する事ができます。
インビザラインが適応できるケース
10代の方にもおすすめのインビザライン治療ですが、全てのケースに適応となるわけではありません。事前に十分な診査・診断が必要です。インビザラインが適用できるケースの目安は、次のとおりです。
(1)歯の根の移動が少ないケース
インビザラインは、斜めになっている歯を真っすぐにするような治療には向いていますが、歯の根の向きを変えるようなケースや、歯の根の位置を移動させるようなケースには、向いていません。抜歯が必要なケースでは、歯の移動距離が長くなり、向いていない場合があります。
(2)歯のがたつきが少ないケース
歯のがたつきが強い場合、歯の移動距離が大きく、歯の根を動かす必要があるため、改善しにくい場合があります。
(3)上下の顎の位置に、前後・左右のずれが無いケース
骨格的なズレがあるケースは、インビザラインは向いていません。歯並びは治せても、噛み合わせの改善は難しくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。10代の方でもインビザラインによる矯正治療が可能です。インビザラインは、透明で目立たないので、10代の多感な年頃のお子様にもおすすめの方法です。
10代の方の事を考えた設計となっている「インビザライン・ティーン」の特徴を最後にまとめたいと思います。
(1)透明で目立たない
(2)普段どおりに食事ができる
(3)歯のケアが簡単
(4)スポーツや吹奏楽などの制限が少ない
(5)様々な10代の歯列に対応
(6)コンプライアンス・インジケーターを設置
10代の方にもおすすめのインビザラインですが、全てのケースに適応となるわけではありません。しかし、向いていないとされるケースでも、ある程度ブラケット矯正で歯を動かしてから、インビザラインを行う事ができる事もあります。歯や顎の状態は、人によって全く違いますので、矯正治療前に、十分な診査・診断が必要です。